×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

天の刻(とき)

天の刻(とき)

自殺はしないが、いつ死んだってかまわない──。
世間に背を向けるわけでなく、かといってヴィヴィッドな後半生を望むわけでもない。
みずからの積極性を放棄した、しかし魅力的な女たち。
40代も終わりにさしかかろうとする女性が、思いがけず、恋愛の極みへと誘われていく。
古い日本家屋やたるんだ初老男の肉体、果汁したたる枇杷の爛熟した匂いに導かれた官能の一瞬に、彼女たちは何を見ているのか。
エロスとタナトスが、絶妙の筆致で融合された極上の恋愛作品集。
尾張の国、清洲城下のはずれで、二十歳の於蝶は五月晴れのもとにのびやかな肢体をなげだしていた。
夏草のにおいと果肉のような体臭に、木立を進む武士は惑乱した。
一瞬の後に……。
川中島から姉川の合戦に至る時代を、少女から女へと変貌しながら、甲賀忍びの技と道に賭してゆく於蝶。
上杉謙信への忠心に燃えつつ、時には男装して前髪すがたの小姓になりすまし、時に男たちとの恋にときめく日々……、心と体を完璧にあやつり、死闘を繰り広げる女忍びは、ついに川中島の決戦へ!織田信長、浅井長政らの屋敷に身分を偽って仕え、機をうかがう於蝶。
六年前には少女めいて硬く引きしまっていた肉体は、いまや成熟しつくしている。
(上杉謙信公のために……)常人ばなれした女忍者の秘めた女心と香りたつ生命が、姉川の合戦で燃え上がる。
あとがきで著者が「……忍者小説というものは、他の時代小説を書くより層倍もつらい。
……めんどうなジャンルなのだが、それだけにまた、執筆中のたのしみも多いのである。
」と書くように、爽快な読後感がのこる名作。
少し前までは「身体髪膚、これを父母に受く」と教えられたものだ。
ところが、“武士は食わねど高楊枝”と言い出したあたりから、日本人は精神第一主義に走り「身体」を置きざりにしてきた。
脳死や臓器移植が取沙汰される昨今、改めて「心と身体」について考えてみたい。
生身の人体を陳列した「人体博物館」があると良いのだが……。
ベストセラー『バカの壁』著者による、64のコラム。
思想、言語、権力、文化、教育を自然と相対させ、生命の本質を抉り出す。
男は“獣欲”を満たすために棍棒を振るって女を犯し、“食欲”を満たすために他者の食物を強奪して殺す……。
“弱肉強食”時代の人類の始祖・原始人の欲望むき出しの日常を描いた衝撃の表題作をはじめ、束縛されることのない異様な社会を描いた「アノミー都市」、次々と不運に巻き込まれる男の物語「おれは裸だ」など独特の筒井ワールドな作品に、小説という枠を超えたメタ小説ともいうべき「怒るな」「読者罵倒」「筒井康隆のつくり方」を加えた、元気の出る作品13篇を贈る。
続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60007953